ブドウの病気
農薬だけを頼りにして2~3年効果は変わらず収穫時期に全部ブドウの房がミイラ化します。
病気の防除に役立つ「袋掛け」も行いましたが変化は見られませんでした。
アミスター10フロアブルを散布しています。
晩腐病、灰色カビ病、べと病に適応しており収穫30日前まで6月7月8月の3回、1000倍に薄め散布しています。
散布だけでは発病してしまい毎年発生して頭を悩ませています。
一月~2月の剪定からの処理の見直しが必要だと考えています。
晩腐病(おそぐされ病)
花や果実を腐らせてしまう「晩腐病」は、ぶどうがかかりやすい代表的な病気です。
発症しやすい時期は5月頃で、時間とともに感染部位が広がっていきます。
感染すると完治させることは難しいため、徹底した予防が肝心です。
感染源の多くは雨水からの雑菌なので、梅雨には果実に袋を被せるといった対策で防ぎます。
灰色かび病
「灰色かび病」にも警戒が必要です。
灰色かび病とは、「ボトリチス・シネレア」という菌が原因の病気で、別名「ボトリチス病」とも呼ばれます。
草花や野菜、庭木、果樹など、ほぼ全ての植物がかかる可能性のある病気で、他の植物に空気感染します。
各部に灰色のカビが現れ徐々に果実を腐らせてしまいます。
症状
灰色かび病が発生すると、まず水がしみたような模様が花びらや蕾、葉、茎などに現れます。
また、7月ごろに花冠(かかん)を中心に果皮も裂果したり腐敗したりするのが特徴です。
対策
薬剤防除は花穂の発病防止や花かすへの感染防止が目的で、開花直前から落花直後の10日ぐらいの防除が重要です。
こちらも完全に直すことが困難で、事前の防衛策が求められる病気です。
湿気が原因となり症状を引き起こすケースがほとんどです。
そのためぶどうの木の周辺の風通しを改善しておくと効果があります。
私の場合晩腐病と灰色カビ病が出ていると思うのですが、症状の判断が難しく
灰色カビ病だけかもしれません。
裂果
ぶどうの裂果とは、水分を吸収しすぎて実が裂けてしまう症状の事です。
原因は雨によって房が濡れてしまう事や土壌の水はけ環境が良くない事が原因です。
対策としては笠掛などで実を雨から守る事。そして裂けた実は病気対策の為にも取り除きます。
ビニールなどで養生し土に雨水が染み込まない様にする事。
摘粒して実を間引く事も有効です。