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今年最後にまた作りたくなった
白い白いクッキー
冬のスパイスをいれてみなさんへ届けたい
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初めてシュトーレンを食べたのは、幼い頃に通っていた幼稚園のクリスマス会でした。
こひつじ幼稚園という名前の田舎の小さな教会とともにある園で
日曜日には賛美歌をうたう子供達の声の聴こえるあたたかな場所でした。

私のうちはいたって普通の仏教の家系でしたが、
父が戦争を体験していたこともあり、いろんな文化を知れるようにと
クリスチャンの幼稚園に入れたようでした。

日曜礼拝の日には、ワインに見立てたブドウジュースと固めのパンが回ってきて
厳かな雰囲気の中なにかの真似をしながら、おいしく食べました。
クリスマスの時期にだけ、白くてずっしりとした繭のような、
口にすると甘く、レーズンがムギュッとしていて
なんだか大人っぽい味の食べ物が与えられるのでした。
園長先生はそれを食べる私たちを遠くから眺めて、嬉しそうな顔をしていたのを覚えています。

そしてその時期には毎年恒例の劇があるのですが、
親友で秀才のリマちゃんがマリア様役で共演者も初恋の男の子でした。
私はどちらのことも大好きだったので、
赤いスモッグを着て聖歌隊となり、またナレーター役として夢中で頑張ったのでした。

劇の中でリマちゃんが抱く、赤ん坊にみたてた毛布にくるまったまるいものが、
シュトーレンだったと気がついたのは
ずっと大人になってからでした。