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しっかりとつつむきりっとした白
何かを引き立てるための素朴な白
純真な気持ちで身につける白

いろんな場面で付き合う白というものについて考えてみた。

私の持っている"白"は、
まだクリーニングからかえったばかりの折り皺のついた
ちょっと張り切った、恥ずかしい白だと思う。
そのうち汚れてしまわないか、生地がすれやしないか気にしながらいる。

でも本当は、少しクタクタの、誰もが白とは忘れてしまうようなものがいい。

一生のうちで、自分に馴染む白に出逢えたらしあわせだな
交わることができて、塗り替えてしまうこともできる”白”にひかれてならない。

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いつかみた洋書の中のキッチンには憧れが詰まっていました。

日々黙々と目の前のことに集中していると、夢があることを忘れてしまうのはなぜだろう
最初はそこを目指していたはずなのにね。

扉の前まで来た時にようやくはっと気がついて、
仮に’お入りなさい’という声が聞こえてきても、まだ後ろを振り返ったり、
注意深く脳みそが動くのです。

そんな時はそれ以上考えてもろくなことがないと知っているので、
また手を動かして、粉に触れたりハーブに鼻を近づけたりしていると
野生の勘みたいなものがふぅっと湧いてくる。

私にはこの香りが心地よさが全てなんだ、とか
腑に落ちないなにかはこれだったんだ!とか
yesの部分が、ペンキをこぼした時のようにいっぱいになる。

この夏、いろいろな方とのご縁をもとに、ちいさな厨房を持つことができました。
foodremediesのお菓子を選んでくださるみなさんがいてくださったおかげです。
本当にありがとうございます。

はじめましてのキッチンで、あたらしい挑戦を少しづつ始めていけたらと思っています。


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いろんな事を整理しながら靴擦れができるくらい歩きまわった帰り道、
温かいものを食べたくなってラーメン屋さんに入ったら
仲良しの夫妻にばったり
一緒に並んで食べただけですごくほっとした。

自分の中が荒れていて、もし外に漏れてしまっていても
ちょうど良い距離で受け止めてくれて一緒に過ごしてくれることのありがたさ。

大好きな熊本の仲間たちの間には、そんなものを越えた愛がある
きっとすごい深い絆があって、お互いを元気にし合ってるって思う。
離れていても。





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そんなことってあるんだなぁと思うことがある。

必死にどうにかしようとすると
磁石のようにはなれてしまう

諦めて擦れたような気持ちでいると
しばらくしていとおしいものが見えてきたりする

運命というものがあるとしたら従いたくはないのが本心だけれど、
未来が見えるとしたら”見てみたい”と思いそう。

忘れないように、
出逢えるように、
がんばれるように。
そう願って書き留めた文字や言葉は
ずっと後になって見守っていてくれたのだと。

風の詩 第3456週”赤い糸”に想いをよせて



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少し前から、いついつは新月と思っていても近づくと忘れてしまう。
占いを読んでメラメラと熱いものを感じていても、翌週には違うことを考えている。

多分、多くのことを
”基本的にうっかりしている”と
片付けていた。

自分が何を急ぐのか時々わからない。
もうすこし
気になることを全部、
同じ温度で均等に大切にできたらと思う。

そうしてゆっくり考えがこころに落ちてくる時を待ってあげたい。

”待つ”ということ、
もしかしたらどうしようもない、ただそれだけの時間
でもなにか輝くものが隠れているような気がするんだ

それについて、同じことを考えている人がいてとても嬉しくなった。
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ベストなバランスがうまれたときゴールに似たような嬉しさがある

でもそれはほんの一瞬で、その次にはもう、その法則を本物にするための階段が1段増える。
できるだけ荷物を持って次を登ろうとするけど
一度にはたくさん進めない体になっているようで、デトックスが始まる
いろんなことを忘れないように、気持ちの熱いうちに急ぎたいのに。

足しすぎない
引きすぎない

マリアージュ

この頃は頭の片隅で
呪文のようにおもっている


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雪の日

仕込みをしながらどうにも寒いので、寒さを楽しいものに変えようと
アイスランドに行った時、寒空の中何時間もオーロラを待ったことを思い出すことにした
広大な自然の中、ただただ冷たい空気を吸うだけで体が透明になるような気がした

時々、同じサイクルの中でしか生きられない自分に、飽き飽きして、
とにかく飽き飽きして、”捨てようかな”と思う
そして、眠ることが止まらなかったり、追い打ちをかけるように全部歯が抜ける夢を見たりする

そんな時こそ、少し無理してどこかに出かけてみたり
わざと面倒なことに踏み込んでみる。
また荷物を増やしながら、遠い課題から順に片付けて
必要な時に、今の場所にきちんと戻ってこられたらいいなという
”最後の自分”にささやかな期待をして

ひとつぶの雪を目で追っていても、他の雪に気をとられて見失うけど
ひいてみるとやっぱり雪の降る景色
そんなことを感じたり、思い出したり
たんたんと仕込みをする雪の日

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ようやく
新しい一年のための身体が目覚めてきました
今年は、知らないことを、時間をかけてきちんと知っていこう
遠回りしても、こころが豊かになるならばそれがよいかな

"foodremedies"
今年もどうぞよろしくおねがいします
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初めてシュトーレンを食べたのは、幼い頃に通っていた幼稚園のクリスマス会でした。
こひつじ幼稚園という名前の田舎の小さな教会とともにある園で
日曜日には賛美歌をうたう子供達の声の聴こえるあたたかな場所でした。

私のうちはいたって普通の仏教の家系でしたが、
父が戦争を体験していたこともあり、いろんな文化を知れるようにと
クリスチャンの幼稚園に入れたようでした。

日曜礼拝の日には、ワインに見立てたブドウジュースと固めのパンが回ってきて
厳かな雰囲気の中なにかの真似をしながら、おいしく食べました。
クリスマスの時期にだけ、白くてずっしりとした繭のような、
口にすると甘く、レーズンがムギュッとしていて
なんだか大人っぽい味の食べ物が与えられるのでした。
園長先生はそれを食べる私たちを遠くから眺めて、嬉しそうな顔をしていたのを覚えています。

そしてその時期には毎年恒例の劇があるのですが、
親友で秀才のリマちゃんがマリア様役で共演者も初恋の男の子でした。
私はどちらのことも大好きだったので、
赤いスモッグを着て聖歌隊となり、またナレーター役として夢中で頑張ったのでした。

劇の中でリマちゃんが抱く、赤ん坊にみたてた毛布にくるまったまるいものが、
シュトーレンだったと気がついたのは
ずっと大人になってからでした。
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今年最後にまた作りたくなった
白い白いクッキー
冬のスパイスをいれてみなさんへ届けたい